CO2削減で環境に優しい企業に
人間が排出するCO2-地球が吸収できるCO2=増加するCO2
大気中の二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスは、気候システムの微妙なバランスを保っています。これが近年劇的に増加傾向にあり、(過去65万年で最大)、その主因は人間活動を支える石油などのエネルギー消費です。
人間が化石燃料消費に基づいて排出しているCO2量は炭素換算で年間約72億トンで、そのうち約31億トンは海洋や陸域が吸収しますが、残りの約41億トン分は時々刻々大気中に蓄積され続けています。
太陽光発電でどのくらいCO2を削減することになるのでしょうか?
10kWの太陽光発電システムを設置した場合、年間でおよそ3,188kgのCO2を削減できる計算になります。これは、石油に換算すると約2,300リットル、森林面積にすると約9,000平方メートル分に相当します。

条件
設置容量 太陽光発電システム10kW
地 域 大阪
充電方式 高圧 従量電灯A
屋根形状 陸屋根
電力料金 1か月平均 100,000円/月
契約電力 150K
設置傾斜角度 5度
木はどれくらい二酸化炭素を吸収するのか
一世帯当たりが排出するCO2を吸収するには、およそ460本ものスギの木が必要となります。このように、地球が吸収できるCO2の総量には限りがあり、現在、排出量がこれを上回っているため、年々CO2の増加による地球温暖化が懸念されているのです。

太陽光発電システム設置の効果と意義
今後の予測として、CO2削減を含む環境保護活動に貢献している企業と、環境問題に関心のない企業の間には、今以上に格差が付いていくと思われます。
太陽光発電システムに対して費用対効果という意味でイニシャルコスト回収(約20~25年の期間)を気にされる企業様は非常に減少しているのが現状です。むしろそれよりも、太陽光発電システムにかかる経費を地球に対する貢献と考え、CO2削減の先駆者になろうとする企業様が増えているためです。
早期に設置することにより、少なからず効果として企業イメージが好転し、増収にしている事例もあります。